中古車選びの際には点検記録を確認しよう
メンテナンスを徹底したい自動車のオーナーは、ディーラーと定期点検の契約をして、故障や不具合がなくても、半年おきくらいのスパンで点検に出すことが多いと言えるでしょう。ディーラーも、車検を含め定期点検セットといったお得な価格のサービスを提供し、オーナーに定期的な点検を促しています。定期点検では、エンジンやタイヤなど車の枢要部分をチェックするほか、エンジンオイルやエアフィルターの交換などを行い、車を最良の状態に保つよう努めているのです。このような定期点検を経てきた中古車は、全体として良好なコンディションを保持してきたのでおすすめと言えるでしょう。定期点検の記録があるかどうか、業者に聞いてみることが大切です。
車検の残期間が中古車の価格に反映されている
中古車の価格は、車の年式や走行距離といった要素により左右されます。車検の残期間も販売価格を決める大きな要因と言えるでしょう。たとえ中古車を安く購入できても、車検の残期間が短いと、購入後間もなく車検を迎え、自動車税や自賠責保険などの出費を免れません。逆に、車検の残期間が長ければ、その分価格が高く設定されることがあるものの、しばらくは安心して車を使用できます。また、車検の残期間が短い中古車は、次の車検でどんな不具合を指摘されるかわかりません。 車検を通すために多額の費用をかけて修復しなければならないケースもあるでしょう。そこで、車検の残期間が短い中古車の購入を検討する際には、車の細部にわたりチェックする必要があります。少なくとも、タイヤ・マフラー交換の必要性やエンジンの調子について確認しておきましょう。